家は塗装しなくてもダメになることはありません。逆に「雨仕舞(雨水を建物外部に速やかに排出する仕組みなどのこと)」を知らない者が塗装すると、かえって劣化を早めてしまいます。だからといって、塗り替え工事はまったく不要ではありません。実は塗装でしかできないことがあるのです。それは、建物を隅々まで調査することです。あたかも人が人間ドックにかかるのと同じです。これを最大の目的とすることにより、塗り替え工事の意義も最大となります。ただ、そのためには、現場施工スタッフとお客様の意識を共有化することが必要です。建物がキレイになったからといって短絡的に耐久性が上がったと考えることを止めなければなりません。お客様側でも、塗り替え工事に対するパラダイムシフトが必要なのです。弊社は、「お住まい」という大きな資産の価値を維持するために、多角的な視点から、最良のご提案を行っております。

代表者：原田芳一(はらだ・よしかず) 外装修繕、雨漏り修理 のスペシャリスト。年間100件以上の建物調査を行う中で、耐久性が高い木造家屋は雨仕舞が整っていることに着目。「塗り替え工事は原則不要」との持論に基づく啓蒙活動を推進。一般ユーザーのみならず同業者からの技術的な相談が絶えない。雨漏り診断士協会理事。 著作等： ・「雨漏り修理のプロが教える屋根・外壁のメンテナンス」学芸出版社(共著) ・「図解 雨漏り事件簿」学芸出版社(事例提供) ・「雨仕舞から塗装を考える」ペイント&コーティングジャーナル紙(連載)"